緯糸移植当て布リペア

暑い日が続いていますね。
水分補給を怠ると、すぐに頭痛が出てきて熱中症みたくなってしまいます。
皆さんもお気をつけて下さい。

さて今日は緯糸移植のリペア紹介です。
緯糸移植というのは、ダメージによって露出した緯糸が破れた時に、新しく緯糸を移植し直し、見た目を復活させる方法です。

まずは依頼品から。

G-STAR ジーンズです。
足がバナナ型で立体裁断になっています。
これは履くと、シワが寄って裾がクシュクシュとなるそうです。


見事にボロボロになっていますね。
元々当て布が薄く、ノリで接着されていたようで、度重なる着用に耐えられなかったようです。

まずは当て布を取り、余分な緯糸をカットします。
あとは緯糸移植用の当て布を作成していきます。

こんな感じで糸を整列させて、擬似緯糸を作っていきます。
あとはステッチで貼り付けて完成です。

いかがでしょうか?
見た目も綺麗になり、またしっかりとスレキを当て布にして貼り付けているので、問題なく着用できます。

1つ注意点がありまして、緯糸は何重にもステッチで止め、取れないようにしています。
ただ、思い切り強く引っ張ると取れてしまいますので、洗濯の際はネットを必ず使用して下さい。

普通に着用していれば取れませんので、ご安心下さい。

こちらで工賃¥4.000-になります。

 

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