これまでにリペア・リメイクした製作事例を紹介します。詳しくはブログでも掲載しています
標準リペア生地補強ポケット
前側の股にあたる小股、前と後ろの股を縫い繋ぐ大股付近の擦れをリペアしています。足が太い方や、タイトなジーンズを履く方は、ここが擦れやすい箇所でご依頼も多いです。補修箇所を一度解体し、1枚生地の状態で丁寧にリペアしていきます。今回は標準リペアで直していますが、密度を上げてキレイ目に直しているのでダメージ跡は目立ちません。表からでは分かりづらいですが、広範囲をしっかりと補強、また柔らかく仕上げているので、着心地も変わらず安心して着用いただけます。
修復リペアポケット
デニムの強い縦落ちが特徴的な岡山のEternalJeansのポケットリペアの紹介。常連のお客様で、全体をキレイにしたついでにポケットもキレイに直したいとのご依頼です。ポケットの欠損部分には、デニムの色が近い古着の「裾」を移植しています。ポケットと裾は意外にも色の具合が似ているので、違和感なくつながります。直しの手順はポケット付近を解体、オリジナルの袋布の型を抜き取り丈夫な袋布に交換。ポケット修復と周囲を補強し組み立て直します。リベットもオリジナルを再利用。
リサイズ
キレイなシルエットと、落ち着きのある暗めのデニムが特徴のA.P.C.Jeans。裾幅を20cmから18cmにテーパードを掛けたいとの依頼です。ご来店の注文でしたので、試着いただき、その場で裾幅18cmを基準に足全体のバランスを見ながらシルエットを調整。今回は膝上から削り始め、ふくらはぎが張らないように裾幅18cmに仕上げています。股のステッチは一度すべて解体してからテーパード加工を行っているので、縫いつなぎもなく違和感のない仕上りです。
購入時に欲しいサイズがない、でもどうしても欲しいということで、大きいサイズを購入したお客様から全体サイズ直しのご依頼。仕上りを見るとビックリですが、別のジーンズみたいですね。脇とポケット以外は全て解体してサイズ調整しています。今回は公式ブランドページのサイズチャートをいただき、その数値を基に再構築しています。バックポケットは移動すると濃い色が出てきてしまうので、移動していません。その分あの手この手で各箇所から削り、オリジナル寸法に近づけています。
修復リペア袖
遠方の女性のお客様から、デニムの脇が裂けてしまったのでキレイに直してほしいとご依頼。全体がキレイな濃紺なので、キレイにしたい気持ちがわかりますね。そのため今回は修復リペアで仕上げています。色の濃淡がない素材のため、今回使用する糸は1色ですが、糸選びに1時間かけました。意外に思われるかもしれませんが、濃い色の方が実は糸選びが難しいです。脇を解体後に複数方向からダメージを消すようリペア、二次破れを防ぐため周囲も補強し、組み立て直しています。
ぜひ、この機会にお得なリペアコースをご利用ください。もちろん、上記にない技術でもお気軽にご相談ください。